2019年11月5日、フロリダ大学と大学間学術交流協定を締結しました。
フロリダ大学は、1853年にアメリカ合衆国フロリダ州に設置された州立大学で、同州最古かつ最大規模の高等教育機関です。全米トップクラスの研究大学組織「アメリカ大学協会」における同州唯一の加盟校でもあり、国内の名門州立大学からなるパブリック・アイビーの一つとしても名を連ねています。本学とは、1997年から高分子化学や生態学、アフリカ地域研究を始めとする各分野で交流が積み重ねられており、教員や学生の派遣・受入も数多く行われてきました。このような着実な成果を踏まえて北島薫 農学研究科教授、大内誠 工学研究科教授、重田眞義 アフリカ地域研究資料センター長の3人が中心となり話し合いを進め、この度、山極寿一総長のMOU文書への署名を以って調印が完了しました。
フロリダ大学は、本学のアフリカ地域研究資料センターと農学研究科が共同研究地を行なっているマダガスカルを筆頭に、ケニア、ウガンダ、マダガスカル、エチオピアなどのアフリカ各地で海外実習科目を実施しています。このたびの締結により、こうした海外実習科目を通じて両大学の研究者や学生が分野横断的に交流することが可能となり、本学のアフリカ地域研究の大きな推進が期待されます。
また、この新たな学術交流協定の締結を記念して、来たる2020年1月31日に、フロリダ大学の教員も招へいして、アフリカとアジアの有用植物の持続利用に関する研究に焦点を当てた学術シンポジウムを京都大学において予定しています。