京都大学アフリカ同窓会(KUAAA)をマダガスカルで開催しました。(2019年8月5日)

 在マダガスカル日本国大使館広報文化ホールで第4回京都大学アフリカ同窓会(KUAAA)を開催しました。

 KUAAAは、本学のアフリカにおける研究と学術交流を促進する目的で設立されたもので、これまで2016年にナイロビ、2017年にアディスアベバ、2018年にアクラで同様の催しを行ってきました。今回は総勢16名のアフリカ人研究者が同窓生として集まり、本学からは山越言 アフリカ地域研究資料センター教授や佐藤宏樹 同助教らが参加しました。

 同窓会は、議長であるハジャニリナ・ラクトゥマナナ(Hajanirina Rakotomanana) アンタナナリヴ大学教授による歓迎の挨拶で始まりました。続いて各同窓生からの近年の活動が紹介された後、共同研究の構想が話し合われました。その中では、コンゴ民主共和国におけるグラスカッターの養殖プロジェクトや系統地理学研究など、お互いのフィールドや専門性を合致させた研究課題への提案があり、各同窓生はお互いに切磋琢磨しながら積極的に調査研究を続けようとしていました。その後、同窓会の新議長に選ばれたサミュエル テフェラ アレム(Samuel Tefera Alemu) アディスアベバ大学アフリカ東洋研究センター助教より就任の挨拶があり、次回の開催に合わせて多様な分野でのパネスセッションや分野間が交流できるシンポジウムを企画すること、そのために同窓生間の連絡情報網を整備することを抱負として述べました。

 なお、このたび集まった同窓生らは、同時期にマダガスカルで開催されていた第56回国際熱帯生物学保全学会にも出席し、アフリカ諸国の研究者による地区会の運営やアフリカ地域の大学生や実務者を対象としたキャパシティビルディングの推進について積極的に議論に参加し、世界各国から訪れた熱帯生物学の専門家らと交流しました。今後は、アンタナナリヴ大学と締結した大学間学術交流協定により、アフリカにおける本学のネットワークをより一層促進していく予定です。

 

共同研究の構想を話し合う同窓生

集合写真

学会で講演を行う同窓生

同窓生によるポスター発表1

同窓生によるポスター発表2

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