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京都大学アフリカオフィスは、国際戦略本部・学術研究支援室の支援の下、アフリカにおける京都大学の窓口として、本学の研究・教育・国際貢献活動を今後より一層促進していきます。 2016年に組織された京都大学アフリカ学際研究拠点推進ユニット(アフリカユニット)を通じ、本学のアフリカ研究は学内外でプレゼンスを高めてきました。学内では、アフリカ関連部局を横断する組織基盤を整備し、アフリカにおける研究・教育・国際貢献活動の情報を一元的に発信してきました。また学外においても、大学間学術交流協定の締結や国際シンポジウムの開催を通じ、より組織的に連携を強化してきました。その結果、2004年には6機関しかなかったアフリカの協定校が、2019年には倍の12機関に増えました。また、アフリカ同窓会の設立を支援し、アフリカ各国で活躍するアラムナイとの研究教育における連携を推進してきました。 このような地道な活動が認められ、2019年4月以降は国際戦略本部及び学術研究支援室が必要に応じて支援を行う「京都大学アフリカオフィス」として認定されました。今後は、アフリカユニットとアフリカ地域研究資料センターが共同でオフィスを運営し、アフリカの潜在力の発揮と発展に資するため、本学の研究・教育・国際貢献に関わる多様な活動を推進します。 アフリカオフィスは、京都大学とアフリカをつなぐハブ組織として、各部局が提供できる機能の効果的な相互利用を図ることで、アフリカにおける活動が円滑に進められるようにします。例えば、部局を横断した大型研究プロジェクトや共同研究の企画、アフリカへの留学に関するアドバイスの提供、本学のアフリカへの窓口組織となる等、本オフィスが提供できる全学的なサービスは多岐にわたります。このような活動・組織化を継続しながら、本学の潜在力を学内外に広くアピールしていきたいと考えています。そして、同オフィスがアフリカと京都をつなぐ「知の循環」を構築する一助となれば幸いです。 関係者の皆様には、これまでの活動と運営に対するご支援に厚く感謝するとともに、今後ともご協力をいただきますよう心よりお願いいたします。 |