2019年11月26日、アジスアベバ科学技術大学の一行が来学し、山極壽一総長、重田眞義国際担当理事補、木村亮工学研究科教授と懇談しました。
2019年度から開始された地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)「エチオピア特殊土地盤上道路災害低減に向けた植物由来の土壌改質剤の開発と運用モデル」にて、同大学は相手国側代表機関であり、木村教授が研究代表を務める日本側研究チームと共同研究を実施しています。この度、同事業の本邦研修を通じて、アダネ・アブラハム副学長を含む4名が1週間ほど東京・京都に滞在し、トンネルやダムなどの工事現場を視察する予定です。
アダネ副学長は、新設の同大学が5年前にも山極総長を表敬した点に触れ、「アジスアベバ科学技術大学は、設立当初から京都大学と親交を深めてきた。当初の学術交流がSATREPSの共同研究を実施するほど深化したのは大変喜ばしい」と述べました。
山極総長もSATREPSの奨学金制度を通じ、同大学の優秀な大学院生が本学に留学し、学位を取得できればいい、と期待を寄せました。