パトウ・ムスマリ(Patou Musumari)学際融合教育研究推進センター准教授が、ナイジェリアのベニン大学を2019年5月6日から11日にかけて訪問しました。今回の訪問は、世界銀行が実施している高等教育支援プログラムにて、African Center of Excellence(ACE)に認定された同大学の生殖保健学イノベーションセンター(Center of Excellence in Reproductive Health Innovation、以下CERHI)の招聘により実現しました。
社会疫学を専門とするムスマリ助教は、人材育成面での協力体制についてCERHIの代表者と協議しました。CERHIからは、本学のグローバルヘルス学際総合ユニットと連携しながら学生や教員に社会疫学の研修を実施して欲しいとの要望がありました。
訪問中、ムスマリ准教授はCERHIの大学院生と教員を対象に社会疫学の講義を2回行いました。講義では感染症の数理モデルを紹介しながら、社会疫学の研究手法について議論しました。受講者は、ナイジェリアの地域的な文脈に社会疫学の手法を適用できる点について高く評価していました。
また、ムスマリ准教授はCERHIの大学院生と個別コンサルティングの場も設けました。合計12名の院生が参加し、中絶の防止や生殖保健サービスの利用など、様々な研究トピックに取り組む学生にアドバイスを送りました。
今後は組織間の連携を強化するため、大学間学術交流協定の締結に向け協議を続ける予定です。
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